任意売却の費用
■ 手数料は無料
任意売却の売買契約が成立すると、その売却代金は債権者へ分配して返済されます。
各債権者からは事前に、分配表を元に返済額の承諾を得ておきます。
債権者にとっては、競売に比べるとメリットの多い任意売却によって担保不動産が処理できるため、売却に関する費用の一部を債権者が負担してくれることもあります。
■ 無料のワケ
例として、任意売却となる物件に対して、「A保証」「B銀行」「Cローン」と3者が債権者となっていた場合の売却代金の配分方法を以下の図で説明します。
■手数料など諸費用
売却代金から仲介手数料など売却にかかる諸費用を差引きます。
債権者との交渉により引越し代が手当てされる場合には、ここに含まれます。
※仲介手数料
((売却代金 × 3%) + 6万円) × 1.05(消費税)
■住宅ローン返済分
仲介手数料などの諸費用を差引いた残金が、各債権者への住宅ローンの返済分となります。
各債権者の残債額に応じて配分表を作成し、債権者と債務者の双方が納得して売却できるように調整します。